2017年10月27日に、人文社会科学部創設40周年記念行事が開催されました。
(Galleryに写真を掲載しています)
午後3時より、理工学部復興祈念銀河ホールにて、人社卒業生のお二方を講師に迎え記念講演会が開催されました。大学関係者(現・元教職員、学生・同窓生等)、一般市民の方を対象に100名ほどの参加で、佐々木氏の講演には、学生が10数名参加していました。
宮本氏は、奈良の高校から岩手大学に進学した理由からはじまり、大学への戸惑い、そして休学。復学後は、伝承としての文献がない東北の民族芸能(神楽等)に興味をもち、各地で見て回ったこと。大阪大学大学院へ進学し、能楽を専攻されたこと、南部藩では能が盛んだったころなどを話されました。最後に以前に撮影した東北の民族芸能をビデオを紹介していただきました。
「形のない文化」は、いったん無くなると元の形に戻すことはできないという言葉が印象的でした。
佐々木氏は、学生生活から震災発生時の状況、元々は県職員志望で、国家公務員には関心がなかったことを話され。それがなぜ文部科学省に入省するに至ったか、そして復興庁に出向した理由について話されました。(※おそらく人社からは、初の文科省総合職(旧Ⅰ種)採用だと思います)
現在の仕事での学生ボランティアとの関わり、復興・創生インターンについても話されました。
また、公務員志望の学生からの質問に答えて、「〇〇をやれば、合格できると言われているが、チャレンジすれば何とかなる」をエールを送っていました。
東大とか他大学の国家公務員総合職受験者について、「スゴイとか、大したことないとか、どうですか」との質問には、「普通の学生、自分と同じで変わらない」と答えていました。(※岩手大学事務局長からの質問です。以前は文部科学省の採用担当をされていたそうです)
記念講演会終了後、ホテルルイズに会場を移し、記念祝賀会が開催されました。現・元教職員、同窓生等全体で90名ほどの参加で、うち同窓生は県内在住者を中心に十数名の出席でした。
横山英信学部長のあいさつに続き、岩渕明岩手大学学長、佐原和典七友会会長、中野玲子教育後援会長(同窓生)が祝辞を述べ、太田利彦名誉教授の音頭で乾杯となりました。
その後、高塚龍之名誉教授(元副学長)、遠藤隆七友会理事、小野澤章子准教授(同窓生)の各氏が、それぞれの思い出を交えスピーチを行いました。そして午後8時過ぎ、白倉孝行副学部長の音頭で一本締めを行い、お開きとなりました。